イベントの開催有無や詳細は、必ず事前に各団体にご確認ください。
終了/香川県
特定非営利活動法人 アーキペラゴ
女木島ビーチコーミング
- イベント名:
- 女木島ビーチコーミング
- メッセージ:
- 秋の女木島(めぎしま)東海岸の漂着物を拾って調べることで、瀬戸内の海流や、海の産業、日々の暮らしの断片が見えてきます。漂着物から暮らしと宝物を発見してください。
- 開催日時:
- 2014年11月9日(日)9:30~13:00
活動内容
当日は朝から強い雨が降っていましたが、多くの方々に参加いただきました。今回のビーチコーミングはただゴミを拾うという活動ではなく、どんなゴミがどのくらい海岸に漂着してきているのか、どんな珍しいモノが流れ着いてきているかを調査することが目的でした。リーダーたちから調査方法や瀬戸内の漂着物の特徴等を聞いた後、雨の中傘を差し、レインコートを着て、種類や数を記録しながら海岸のゴミ拾い。子どもたちは珍しいモノを見つけようと、一生懸命「宝探し」の感覚でゴミを拾うことをとても楽しんでいました。活動後の振り返りでは、日本のゴミが外国に流れていっていること、海を流れていくゴミのために世界のいろんな動物や魚が死んでしまうことを、皆さんがとても真剣に聞いていました。
※ ビーチコーミング:海岸に打ち上げられた漂着物を収集すること。手の櫛(コーム:comb)でとくようにして漂着物を拾うことからビーチコーミングと名付けられた。
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海岸線に沿って
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たからものを見つけたよ!
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みんな真剣な表情です
参加人数
- 参加人数(スタッフを除く):
- 101人
- うち子どもの人数:
- 32人
参加者の声
- 拾ったゴミの種類の多さに驚いた。
- ゴミがたくさんあるので、もう1回ビーチコーミングをしたい。
- 自分たちが何気なく捨てているゴミが、いかに環境破壊につながっているかが良くわかった。
- 子どもたちがゴミ拾いというより「宝探し」の感覚で一生懸命拾っていて楽しそうだった。
- 息子が真剣に話を聞いているのが印象に残った。
- 漂着物採取後の勉強会がわかりやすく、大人にも子どもにも役に立つと思った。人間の出したゴミが野生動物にも大きな影響を与えてしまっていることを反省した。
- アシカやアザラシやコアホウドリのひな等の野生の生き物が人間の手によって死んでしまっていることが改めて分かった。自分から掃除をして自然を大切にしたい。
- 自分ひとりで拾っても・・・と思っていたが、ひとりでも身近な人を巻き込んでいくことが大切だと感じた。これからは海に行く時はゴミ袋を持参してゴミを拾い、周りにいる人も巻き込んでいきたい。
イベントを振り返って 主催団体より一言
フェリーに乗って島に行くことは「遠足」、ゴミ拾いは「宝探し」という感覚で、子どもたちはとても積極的に楽しんで活動していました。子どもたちが率先してゴミを拾ったり、ゴミが野生動物にどのような影響を与えているかという説明を真剣に聞く姿が、保護者の皆さんにはとても印象的だったようです。また、「学校の先生や友達にもこの活動を伝えたい」「周りの人を巻き込んで少しずつでも環境にいいことを始めたい」という声もあり、一人ひとりが少しずつでもこのような活動をすることの大切さを知っていただけたと思います。
イベント概要
イベント内容
女木島の高松市に面した海岸で漂着物を採取し、どんなゴミが流れてきているかについて世界共通の調査手法であるICC(International Coastal Cleanup:国際海岸クリーンアップ※)を活用して学習します。
※米国のNGO団体オーシャン・コンサーバンシー(Ocean Conservancy)の主宰で1986年より始まったごみ拾いキャンペーン活動。世界中で同じ時期に実施され、拾った海岸ゴミについて共通の方法でデータ収集を実施する。
開催場所と集合場所
- 開催場所:
- 高松市女木島
- 集合場所:
- 高松県営桟橋 女木島行きフェリー乗り場 (高松市サンポート8-1)
実施団体
- 主催:
- 特定非営利活動法人 アーキペラゴ
- 共催:
- 認定特定非営利活動法人 日本NPOセンター
- 協力:
- 四国環境パートナーシップオフィス
- 協賛:
- 東京海上日動火災保険株式会社
- 後援:
- 環境省