Bangladeshバングラデシュはベンガル湾に形成されたデルタ地帯にある国です。頻繁に発生する洪水、サイクロン、竜巻による森林破壊、土壌劣化、侵食被害に悩まされています。

マングローブ植林活動レポート

バングラデシュでは、2011年度からNGOオイスカがマングローブ植林活動を進め、8年目となりました。バングラデシュでは避けることができないサイクロンの災害被害を減らす対策として、マングローブ植林が現地自治体やそこに住む方々から熱望されています。

マングローブ植林活動状況

2018年度は、バングラデシュ南東部コックスバザール県モヘシカリ郡ドルガット地区で、バインというマングローブを1万8500本植えました。また、植えたマングローブの苗の管理や、植林地のモニタリングを継続して行いました。


マングローブを植林している様子


2012年に植えたバイン(Avicennia種)


2016年に植えたバイン(Avicennia種)

植林地の様子

2014年から植林を続けてきたモヘシカリ郡ドルガット地区と、サダー郡グアトリ地区の植林地では、65%~70%のマングローブが順調に育っています。
特にドルガット地区の植林地は自生した苗も育ちつつあり、植林した面積よりも実際のマングローブ林のほうが25ヘクタール以上大きくなっています。そして成長を続けるマングローブ林は、サイクロンによる波や強風の影響を軽減し始めています。
また、周辺に棲む魚介類の数が増え、漁民は以前より多量の魚介類を収穫できるようになりました。こうした効果により、対象地域の住民たちはマングローブの大切さや環境問題全般に関心を抱くようになり、植林へも積極的に参加してくれるようになってきました。中には、プロジェクトで育てているマングローブ苗を分けてもらい、自らの家の周辺に植える住民もいるようです。


植林作業風景


現在のドルガットの植林地


2013年と2016年に植林したグアトリ地区の植林地

今後の活動予定

2019年度から、バングラデシュ南西部のクルナ県バティアガダ郡とダコペ郡の河川沿いで、植林活動を始めることが決まりました。5年間で100ヘクタールの植林面積を目標とし、まずは15ヘクタールの植林を実施する予定です。