Fijiフィジーは300余の火山島と珊瑚礁からなる共和国です。植林を行っているビティレブ島では、波や潮流による海岸侵食、サイクロンやハリケーンなどの被害を受けやすい場所です。

マングローブ植林活動レポート

植林したマングローブの様子

サイオコ村 ヤエヤマヒルギ

サイオコ村 ヤエヤマヒルギ

サイオコ村 ヤエヤマヒルギ

ベレベレ村 ヤエヤマヒルギ

ベレベレ村 ヤエヤマヒルギ

フィジーでは、2004年度よりNGOオイスカにより、マングローブ植林活動を進めています。植林地では波の力が強く、土壌の浸食や高波による被害が多いため、その被害を軽くすることが目的です。マングローブを植えた場所は、土砂が堆積して地盤が強くなっており、少しずつ災害への抵抗力が高まることが期待されます。

マングローブ植林活動状況

ビティレブ島北東部では、2016年2月に発生した南半球最大といわれるサイクロンからの復興が進められていますが、ヴェイドゥララ村では来年度に植えるマングローブの苗を作ることができませんでした。マングローブの苗を作る作業や維持管理、モニタリングがメインだった中、ヴェイドゥララ村では705本、サイオコ村では50本のマングローブを植えました。
また、ビティレブ島南西部のナマタクラ村で、マングローブの植林活動を行いました。ナマタクラ村は特に沿岸の浸食が深刻だったことから、この取り組みがメディアにも取り上げられました。


植え付けから6カ月後のマングローブ


マングローブをていねいに植えている様子


補植により順調に育っているマングローブ

植林地の様子

2017年6月8日、世界海洋の日にマングローブ植林とテリハボク(マングローブ亜種)植林が行われました。通常、参加する村人は10人前後のところ、この日は50人を超えました。特に、どちらの植林活動にも子どものグループが参加していたことが特徴的でした。
ビティレブ島北東部のサイオコ村では、マングローブ林がサイクロンの暴風雨を防ぎました。このことを確認した周辺村の住民から、大きな注目を集めています。一方、ナマタクラ村では沿岸部の浸食によりココナッツの木が倒れました。こうした場所での植林は難しいとされていますが、今後もさらなる工夫をして、マングローブが防波堤の役目を少しでも果たせるよう努力していきます。


テリハボク植林に参加してくれた多くの住民


マングローブの植林活動に参加した子どもたち


植えられたテリハボク

今後の活動予定

サイクロンの被災地で、売り物にならなくなってしまったココナッツやマンゴーに代わる、新たな収入源を検討していきます。特にカニの養殖を行うかどうか、村の住人を含めて話し合う予定です。
また、沿岸浸食が問題となっているナマタクラ村では、今後もマングローブ植林活動を継続しつつ、多くの住民を巻き込んで、植林活動や啓蒙活動を行う予定です。