Fijiフィジーは300余の火山島と珊瑚礁からなる共和国です。植林を行っているビティレブ島では、波や潮流による海岸侵食、サイクロンやハリケーンなどの被害を受けやすい場所です。

マングローブ植林活動レポート

フィジーでは、2004年度よりNGOオイスカにより、マングローブ植林活動を進めています。植林地では波の力が強く、土壌の浸食や高波による被害が多いため、その被害を軽くすることが目的です。マングローブを植えた場所は、土砂が堆積して地盤が強くなっており、少しずつ災害への抵抗力が高まることが期待されます。

マングローブ植林活動状況

ビティレブ島北東部にあるラ県のサイオコとナオゾバウで、ポット苗250本を植林しました。また、500個の胎生種子も、直接植えました。
そして、ビティレブ島南岸に広がるコーラルコーストエリアの3カ所でも、ポット苗200本の植林が行われました。
フィジーにある植林地の環境は、マングローブの造林に適しているとはいいがたいのですが、災害の危機を感じる沿岸住民からの期待は高く、私たちも挑戦を続けています。


ナオゾバウでのマングローブ植林の様子


植林から約1年10カ月後のマングローブ


マングローブの苗場を作成

植林地の様子

ラ県のナオゾバウでは、マングローブ植林との相乗効果を狙って、引き続き珊瑚礁の保全活動を行いました。2016年に襲来した大型サイクロンで壊滅的な影響を受けた珊瑚礁でしたが、モニタリングの結果、放流したオオシャコ貝とともにサンゴは少しずつ成長してきていることが確認されました。また、珊瑚礁の保全活動を行っている地区の周辺では、魚の増加も確認できました。


サンゴがオオシャコ貝とともに順調に成長


マングローブの植林活動に参加した住民たち


マングローブ種を採取する子どもたち

今後の活動予定

5カ年計画として、植林面積自体は3ヘクタールと小さいものの、ビティレブ島沿岸ではマングローブ植林への要望が、引き続き強く出ています。こうした願いに応えていけるように、1つひとつ活動を継続していく方針です。