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ニュース&トピックス TOKIO MARINE Topics

貨物や船舶に関わる最新の物流情報をお届けします。

2019年

No.20(2020年3月) 船員の『ウェルビーイング』に向けて

船員が前向きな気持ちで自身の能力を最大限に発揮して業務にあたるためには、船員自身の健康状態が良好に保たれることが重要になります。そこで、近年注目を集めているのが「ウェルビーイング(wellbeing)」という概念です。
一般的に、ウェルビーイングを向上させることは、モチベーションアップ・生産性向上につながると言われており、優秀な船員の確保や離職率低下、ひいては安全運航の実現のためにも、ウェルビーイングの向上は海運会社にとって重要な取り組みとなると考えられます。
こうした考えを背景に、弊社が提携するStandard Club(https://www.standard-club.com/)では、特に近年、ロスプリベンションサービスの一環としてこの分野における研究に注力しています。本Topicsでは、Standard Clubが2019年11月から2020年1月にかけて実施した"Seafarer Wellbeing Poster Campaign"の概要を紹介するとともに、船員のウェルビーイング向上のための様々な情報をご提供します。

No.19(2020年2月) 海賊問題の現状(2019)ーギニア湾における襲撃リスクの増大ー

今回のTopicsでは、国際商業会議所(ICC)の国際海事局(IMB)が発行した海賊問題に関する「2019 Annual Report」をもとに、世界の海賊問題の現状をご紹介いたします。

No.18(2019年11月) 船舶の抑留に関する近年の傾向

国連海洋法条約のもとで、沿岸国には、自国の領海における国内法の適用および執行が認められています。したがって、国際貿易に従事する外航船舶は、寄港国における法律・規制を熟知し、これに則した運航を徹底する必要があり、万が一寄港国の法律・規制に抵触する場合、当該国政府当局による抑留リスクに晒されることになります。また、いったん船舶が抑留されると、調査等を口実に数年に亘って解放されないケースもあり、船主および乗組員の経済的損失および精神的負担は多大なものとなります。
本トピックスは、各国で近年増加している抑留リスクの実情をご紹介するものであり、ここでご紹介する内容が、お客様の船舶運航におけるリスクマネジメントの一助となれば幸いです。

No.17(2019年8月) 生態系保全に向けた各種規制について

船舶の運航に伴う生態系の乱れは以前より社会課題と考えられてきましたが、中でも「生物付着」(biofouling)については、外来生物の主要な侵入源として、生態系の保全に悪影響を与えていると言われています。近年、国際海事機関(IMO)が“GloFouling Partnerships Project”を立ち上げ、また国・地域のレベルでも米国カリフォルニア州やニュージーランド、オーストラリアなどが厳格な生物付着規制を導入している状況にある中、「生物付着」の問題の解決は海運業界の社会的責任として、今後ますます重要なテーマになってくると思われます。本稿では、こうした流れを背景に、主に「生物付着」の観点から、生態系保全に向けた海運業界への規制と対策についてご紹介いたします。


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