損害サービスの流れ
運送業者貨物賠償責任保険・運賠ナビゲーター
- 保険金をお支払いする主な損害・お支払いしない主な損害(運送業者貨物賠償責任保険)
- 保険金をお支払いする主な損害・お支払いしない主な損害(運賠ナビゲーター)
- 事故発生から保険金お支払までの手続
- 必要書類について
- お支払金額の計算例
お支払金額の計算例
ケース例
運送受諾した機械(仕切状価額100万円)を受荷主の事務所に搬入作業中、誤って床の上に落下させ、破損により全損になってしまった上、床の修理費20万円と全損機械の廃棄費用3万円を請求されました。以下の保険条件で支払われる保険金はいくらになるでしょうか?
特約 | 運賠ナビゲーター特約(1事故てん補限度額3,000万円) 臨時費用担保特約 残存物取り片付け費用・廃棄費用担保特約 第三者賠償責任担保特約(1事故てん補限度額1,000万円) |
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免責 | 運賠ナビゲーター特約(受託貨物)10万円 第三者賠責特約 5万円 |
計算式
(1)運賠ナビゲーター特約で支払われる保険金…90万円
貨物の全損金 | 100万円 |
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免責金額(-) | 10万円 |
合計 | 90万円 < 3,000万円(てん補限度額) |
(2)臨時費用担保特約で支払われる保険金…9万円
90万円 × 10% = 9万円 < 200万円
- 運賠ナビゲーターで支払われる保険金(本例では90万円)の10%もしくは200万円のいずれか低い額が定額払いとなります。
(臨時費用担保特約第1条2項)
(3)残存物取り片付け費用・廃棄費用担保特約で支払われる保険金…3万円
3万円 < 300万円
- 300万円を限度に実費払いとなります。本例では、実費が3万円ですので、3万円のお支払いとなります。
(残存物取り片付け費用・廃棄費用担保特約第1条2項)
(4)第三者賠償責任担保特約で支払われる保険金…15万円
対物賠償金 | 20万円 |
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免責金額(-) | 5万円 |
合計 | 15万円 < 1,000万円(てん補限度額) |
- 運賠ナビゲーター特約とは別に設定した、第三者賠責特約の免責金額が適用されます。(第三者賠責担保特約第2条3項)
合計 (1) + (2) + (3) + (4) = 117万円
上記は、典型的な損害サービスの流れについて弊社が作成した架空の事故例を使用してご説明したものであり、実際のケースでは上記と異なる場合もございます。また、お支払いできる損害・費用も案件の個別事情・ご契約内容により異なりますので、具体的な案件につきましては必ず弊社担当者にご相談いただきますようお願い申し上げます。
8300-MG01-09005-2009年6月作成